事務所を構えて独立? それとも今のまましばらく独立しない?
あなたにぴったりのタイプを診断します。
この記事は「クリエイターのための独立ガイド」より抜粋しています。


取引先の要望で法人化を求められている、また納税の面から法人にした方が有利になる、などの理由から法人化する必要が生じることもあるだろう。法人の形態は、株式会社、LLC、LLPの3つ。2006年の法改正により、資本金1円以上で株式会社が設立できるようになった。
なお、法人化する場合は、スタッフの管理や事務所の運営など、デザイン以外の雑務にも労力がさかれることも覚悟しておく必要がある。
【向いているのはこんな人】
・合計で1000万円以上の年収がある(一応の目安として)
・スタッフを何人か雇いたい
・なるべく節税したい
・デザイン以外の雑務もこなす覚悟がある

自宅で仕事をすることに支障が生じて他に仕事場を借りる場合もあるだろうし、独立と同時にそうする場合もあるだろう。作業効率がアップし、外部とのやりとりもスムーズになる利点もあるが、毎月の家賃、諸経費を払っていけるかどうか、冷静に計算しておく必要がある。それ以外にも、事務所物件としてオフィスビルを借りる場合は、住宅物件の敷金礼金ではなく、何倍もの保証金が必要であることをお忘れなく。デザイン事務所は夜間にも人の出入りがあるので、住宅用の物件では入居を断わられることも。入居後、トラブルにならないよう、事務所としての使用が可能かどうか、必ず確認しておくこと。
【 向いているのはこんな人 】
・毎月家賃が払える収入の目途が立っている
・外部との打ち合わせや受け渡しが多い
・作業を手伝ってくれるアルバイトの席を確保したい
・仕事内容や納税の面で、まだ法人化の必要がない

文字通り、自宅の一部屋を仕事場にしてフリーランスで仕事をするパターン。まだそれほど仕事も多くないし、事務所を借りて維持していくのも大変……ということで、フリーになりたてのうちは自宅で仕事をしている人は多いのでは? 事務所経費がかからないというメリットはあるものの、プライベートとの区別が付きにくい、印刷所・現像所がデリバリーをしてくれない、外部との打ち合わせがしにくい、大きな仕事を受けにくい、などのデメリットも多々あることをお忘れなく。
【 向いているのはこんな人 】
・仕事とプライベートの切り替えがちゃんとできる
・外部との打ち合わせや受け渡しがそれほど頻繁ではない
・大きな仕事全体ではなく、その一部分を請け負って仕事をしている
・事務所を借りる資金的余裕がまだない

独立する資金がない、まだ実力、人脈が不足している、などの理由から「独立はまだ先」と考えている人も多いだろう。しかし、5年後、10年後を考えてほしい。今の会社で自分はどんな仕事、働きが求められるのか。年齢が上がるに従って、社内での自分が置かれているポジションも変化してくるはずだ。ただ日々のデザインワークに追われるだけでなく、将来のビジョンをじっくり考えてみる必要があるだろう。
【 向いているのはこんな人 】
・独立準備がまだできていない(資金、実力、人脈などの不足)
・与えられた仕事をしている方が楽
・会社員でいた方が収入が多い
・毎月決まった額の収入がほしい

デザイン系の学校卒業後、または、デザイン事務所勤務後、就職、独立せずに、アルバイトで生活する場合。
例えば、知人のデザイン事務所で急に人手が足りなくなって助っ人に呼ばれたり、急ぎの仕事をピンポイントで頼まれたり、短期バイト的な働き方をする人も。なかなか仕事が見つからなかったり、独立までの空いた時間に働いたり、一時的にそうするのは仕方ないが、ずっとフリーターでいるのはつらいかも。今はいいかもしれないけど、将来的にそれでいいの?
【 向いているのはこんな人 】
・今が楽しければOK。先のことは気にしない
・デザイン以外の仕事をしてもかまわない
・定職を持たなくても食べていけるだけの財産がある

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※このページの情報は「デザインの現場」編集部の独自取材に基づき、掲載しています。無断引用・転載は固くお断りします。

