インタビュー
ウェブディレクターの仕事場
バーチャルコミュニケーションズ|鈴木 亮

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ウェブのコンサルティング、制作関連サービスを提供するバーチャルコミュニケーションズは、約50人のクリエイティブスタッフを抱える。各プロジェクトごとにチームが編成され、クライアントのニーズをかなえていく。その中で企画をたて、チームを率いていくのがウェブディレクター・鈴木亮の仕事だ。
「ウェブを制作するうえで、ユーザー視点はもちろん、クライアントのビジネスや商品、サービスのプロモーションやブランディングを意識しつつ、どれだけ自分のアイデアを紡いでいくかを大切にしています。アイデアを“見えるカタチ”にできる仕事がウェブディレクターのいいところ。だから、私はこの仕事を選んだんです」
ウェブディレクターに求められる要素とは何か、と聞いてみると、「ニーズをくみ取る力、コミュニケーション能力」だという。クライアントととことん話し、理想の“カタチ”に近づける。
「クライアントと議論を交わし、とにかくアクティブに話を聞き出します。お客様の想いを引き出さず、受身では仕事などできません。もちろん、私たちは、プロのつくり手としてのアイデアを提案し、関係を深めていきます。クライアントも具体的な方法が見いだせないからこそ、私たちにオーダーするわけですから、できるだけ、お客様に理解いただけるように話をさせていただきます。それに、つくった後というのが実は大事で、制作完了後にどうできるかということを考えておけば、後々大きな修正をするリスクも回避されるし、クライアント側としても、無駄なコストや時間がかからなくなりますから」
鈴木は、印刷物とは違うウェブの特徴を「1つの点だけを打つのではなく、線を引いた上で連続した点を打っていくこと」と例える。納品したものが完成形ではなく、ウェブサイトは常に動き続け、変化にも対応する状況にある。長期的にものを考え、変化に対応していく。鈴木が重要視するコミュニケーション能力とは、先を読むためには欠かせない要素なのだ。
そして、その「先」には何があるのか。成果物が効果的にユーザーに届き、クライアントも満足すること。実感できるまでには時間がかかるが、お客様によろこんでもらえたときが一番うれしい、と鈴木はいう。

すずきりょう
1979年神奈川県生まれ。商社に入社後、会社員生活のかたわら、ウェブデザインの技術を学ぶ。デザイン事務所勤務を経て、2006年バーチャルコミュニケーションズに入社。デザイナー業務から始め、現在は主にウェブディレクションを担当する。

取材・文=渡部千春 ポートレート撮影=藤牧徹也

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※情報は2008年7月28日現在のものです。
※このページの情報は「デザインの現場」編集部の独自取材に基づき、掲載しています。無断引用・転載は固くお断りします。
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